DNAチップによるテーラーメイド医療と遺伝子個人情報のセキュリティ

摘要

ゲノムとは、その生物の全遺伝子情報をさす。ゲノムの構成物質はNDAである。ゲノムそして生命を理解する道具であるがバイオインフォマティクスである。遺伝情報は、DNA二重らせんとセントラルドグマにより、RNAを介してたんばく質に伝わる。遺伝子情報が5年後には、数万円で全ゲノム情報の解読ができる時代が来るといわれている。そのためには、DNAチップ関連装置の低価格化が必須である。疾病には遺伝要因と環境要因が様々な割合で関与している。遺伝子検査を実施する前に、検査等を委託する消費者の本人確認に必要な個人情報を取得する際には、インフォームド·コンセントの際に、その旨を消費者に説明し同意を得る。同意の範囲を超えた個人情報の目的外利用及び第三者提供は禁止とする法整備が必要である。