SN比ブラインド推定を用いたエスパアンテナ適応ビーム形成規範

摘要

ブラインド信号対雑音電力(Signal-to-Noise: SN)比推定を用いたエスパアンテナ適応ビーム形成規範を示し、計算機シミュレーションより比較を行う。 QPSK信号を受信して白色ガウス雑音が加わるモデルにおける、Matznerら、大平、Pauluzziらによって提案されたブラインドSN比推定アルゴリズムの推定原理を述べる。 これら3つの推定アルゴリズムを用いたエスパアンテナ適応ビーム形成規範として、アレー出力信号を用いた推定SN比の最大化を考える。 適応アルゴリズムとして最急勾配法を用いた計算機シミュレーションより、平均ビームパタン、収束特性、信号対干渉＋雑音電力比(SINR)の累積分布特性、シンボル誤り率特性を示して性能比較を行う。