原料価格の上昇分が負担増に

摘要

本誌6月28日号で製紙産業の景況感調査を紹介したが、その「収益#12539;業況」の項目の中で、来期すなわち7～9月期に「原材料がコスト増」となると回答した企業が実に約8割に上っていた（紙で「わずかに悪化」、板紙で「悪化」）。 そして先頃発表された帝国データバンクの景気動向調査でも、これを実証するような結果が出た。 この調査結果の中で、「素材価格（原料価格）の上昇に見舞われている」と回答したのは全体の半数以上の54.7％。 中でも「建設業」と「製造業」はともに66.3％で約3分の2社を占めていることが分かった。 以下、「卸売業」（53.4％）、「運輸#12539;倉庫業」（42.3％）と続いている。