板紙は優等生、家庭紙は劣等生だった紙パ各社の04年度通信簿

摘要

紙パ各社の04年度業積について本誌前号では全体のトピックを抽出したが、今回は各社別の要因分析と概況を大手を中心に紹介する。 総合メーカーでは板紙の好調、家庭紙の不調という傾向が共通して窺える。 連結ベースの業績は、売上高が前期比+0.4％の1兆1，851億円と微増収にとどまったが、営業利益は同+14.5％の845億円、経常利益は+18.8％の805億円と、いずれも大幅な増益を達成した。