国内最初の遠心力鋳造法によるダクタイル鋳鉄管の調査: 40年間及び45年間埋設後の調査結果

摘要

桂沢水道企業団では、創設当時（昭和32年）に現在と同じ遠心力鋳造法によるダクタイル鋳鉄管を国内で最初に採用した。このたび、その管路を機能的には問題なかったが、道路改良のための管路移設工事に伴って掘り上げる機会を得たので、その管の劣化状況を調査した。調査は、管体、現地施工モルタルライニング、ボルト#12539;ナット、ゴム輪、埋設土壌及び継手の水密性能について行った（その結果、創設当時埋設したダクタイル鋳鉄管は45年間経過した現在でもまだ十分機能を保持できていることがわかった。