POFのモード分散抑制についての検討

摘要

近年のIT技術の高度化により住宅内の通信ネットワークにおいても伝送速度は高速化の傾向にあり，今後はGbps以上の速度が要求されることが予想される．現在，主に使われている通信媒体であるUTPケーブルや無線LANではGbps以上の速度を達成することは難しく，我々はこれらに代わる媒体め一つとしてPOFに注目した．そこで本研究ではPOFの高速化の可能性を図るべくPOFのモード分散抑制について検討を行なった．その結果，POFにはモード変換しにくい伝搬モードがあり，このモードを主に励振させることでモード分散を抑制できることが分かった．