天井を通したエアターミナル装置からの舌の透過

摘要

天井プレナム内の空調用ダクトや装置から発生した音は，天井を通して下の室内に伝わり，室内の居住者を不快にさせる場合がある。ARIStandard885には，装置の音響パワーレベルと天井の減衰係数を用いて室内の音圧レベルを計算する方法が定められている。 ASHRAE調査プロジェクトRP－755の目標は，ARI885に述べられている情報を評価し拡張することであった。 本論文では，6種類の天井タイルと，4種類のエアターミナルユニットについて明らかになった減衰係数について述べる。 低周波数域の減衰は，音を放射する装置の下表面の面積と相関があることがわかった。 天井下の室内の音場は基本的に一様で，距離と関係する有意な減衰はみられなかった。