エクステリアウッド

摘要

筆者は，エクステリアウッドを「屋外や厳しい自然環境下で使用される木材，木製品ならびに住宅以外の構築物」といった範囲で捉えている。従前，木材が屋外で使われる例としては電柱や枕木など，それほど高くない加工程度で，資材的に大量に使うものが主流であった。 “外構材”ということばが従来使われてきたとおり木材は材料という認識が強い。 しかし，新しい動きとして“温かみがある”，“環境に馴染む”，“柔らかい”といった木の持つ特性を生かして，住空間のアメニティ向上を期待するコンセプトのもとに木材が材料としてのみではなく製品として扱われ始めた。