交通管制システム

摘要

1966年，わが国初のオンライン交通信号制御システムが誕生した．これはコンピュータMADIC600を用い，東京銀座地区の信号機と車両感知器をオンラインで接続し，交通渋滞の検出から信号機制御まで自動的に行うというもので，コンピュータの普及間もない当時しては画期的な試みであった．このシステムによって深刻な交通渋滞の問題解決を図り，その有効性が広く認識されるようになった．また，以降の信号制御の研究を一層加速させ，その後の交通安全施設等整備計画の策定をもたらした．