熱電変換による自動車エンジンの排熱回収

摘要

熱電発電の適用分野は利用する熱源の温度レベルやその形態によって異なるが，その一つに自動車への適用技術がある．その温度レベルは300-750℃である．自動車のエンジン排熱を熱電発電で電力に変換して燃費改善に役立てる．この手法は，温度差を利用するためランキングサイクルでみると太陽電池，燃料電池などの変換系に比べて効率が低いが，熱電変換技術の特徴が最大に活かせる分野である．