Blu-ray Discドライブの開発

摘要

2003年12月より関東#12539;近畿#12539;中京の3大広域圏で地上デジタル放送が開始され，2006年には全国へと展開される予定である。 このような状況のもと，4時間以上のハイビジョンデジタル放送を収録可能とするレコーダーを実現するために，50 GBの2層BD-RE（Blu-ray Disc REwritable）ディスクに対応したBlu-ray Disc（以下，BDと略す）ドライブを開発した。 BDは，薄型光透過保護層（0.1mm），短波長光源（405nm），高開口数対物レンズ（NA0.85）を採用し，DVD（Digital Versatile Disc）の5倍という高い記録密度としている。 このため，ゴミ#12539;挨（ほこり），光ピックアップなどの温度#12539;経時変化などに対して従来の光ディスク以上に配慮が必要である。 本ドライブは，庫内を準密閉構造とすることでゴミ#12539;埃に対する信頼性を確保し，また新しい指標に基づいた学習アルゴリズムを導入して安定な記録再生を実現した。 また，フォーカス引き込み技術#12539;層間ジャンプ技術などの新しい技術を導入して2層BDへの記録再生を実現した。