オフィス内情報収集の分析による、メタ認知的創造支援手法の提案

摘要

オフィス等の日常生活環境における創造的活動を支援する手法の提案である。発想者の創造的行動をKinnectでセンシングし、そのデータを体幹の動きに注目して分析することで重要な情報収集行為を抽出する。発想者にその映像を振り返りつつ追加発想してもらうことで、メタ認知効果により新たな発想の視点を示し、アイディア発想を支援する。被験者が発想の様子を自由に振り返り追加発想した場合よりも、我々の提案する手法で抽出した情報収集行為を振り返り追加発想した方が創造性が高いことと、メタ認知が起きることで新たな発想の視点に気づき、自由に振り返った場合よりもオフィス内の情報活用の範囲が広がっていることを示す。