防犯設計指針（防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針）のあらましと防犯設備士について

摘要

警察庁においては，道路#12539;公園#12539;駐車場#12539;駐輪場#12539;共同住宅等について犯罪防止に配慮した環境設計活動を推進している。 またピッキング用具を使用した共同住宅への侵入盗の急増等の最近の状況を踏まえ，国土交通省住宅局と警察庁との間で犯罪防止に配慮した構造#12539;設備を有する共同住宅のあり方等について継続的に検討をしてきた。 その検討結果を踏まえ，国土交通省住宅局において今後の共同住宅の防犯性向上の基本的考え方を示す「共同住宅の防犯上の留意事項」とそれに併せて，共同住宅の企画#12539;計画#12539;設計を行う際の具体的な手法を示す「防犯に配慮した共同住宅の設計指針」（防犯設計指針）を策定し，平成13年3月23日付で都道府県#12539;関連団体等宛に「留意事項」および「設計指針」の策定について通知するとともに，警察庁との連携により「留意事項」および「設計指針」の活用#12539;周知に努めるよう要請している。