フュームドシリカAEROSIL製品のご紹介

摘要

現在，工業的に製造されている合成シリカは，その製法から大きく分けて乾式法と湿式法に区分される。図1に一般的な合成シリカの系統図を示す。湿式法によるシリカはケイ酸塩やアルコキシシランを原料として中和，分解反応等により合成される。一方，乾式法 では気相中で原料を反応させることによりシリカが合成される。乾式法の中には火炎加水分解法，アーク法，プラズマ法などがあるが，ここでは乾式法の代表的な方法である火炎加水分解法（または燃焼法ともいわれている）による超微粒子状無水シリカの製造法，基本特性およびその応用について述べる。この方法で製造されるシリカは一般名をフュームドシリカといわれているが，気相法シリカ，煙霧質シリカ，パイロジェニックシリカなどの呼び名もある。