画像認識技術の車載応用

摘要

近年のCCDやCMOSセンサなどの撮像装置技術の目覚ましい進歩により，カメラの小型化#12539;高信頼性化#12539;低価格化が進み，多くの自動車に小型カメラが搭載されるようになった．用途は，ドライバから見えにくい死角エリアやブラインドコーナでの視認性向上にあり，有用性は誰もが知るところである．これを一歩進め，「見える」範囲を広げるだけでなく，不慮の事故も防げるよう，危険な状況を自動車が「察知」してドライバに知らせるといった高度なセンシング機能の搭載も期待されるようになってきた．