微細構造によるはっ水·滑水性表面の設計

摘要

ハスの葉やタロイモの葉は泥の中にあっても、その表面に微細な凹凸があるため汚れない。この機能は超はっ水性と呼ばれる。はっ水性は水をはじく固体表面の特性である。それは水との親和性の欠如と吸着の疎外を意味する。固体表面の上に水滴があるとき、その気液界面が固体表面と会合する部分の角度を接触角と呼ぶ。一般的に接触角が90°以上の固体表面をはっ水性、150°以上のそれらを超はっ水性と呼ぶ。はっ水性は、その表面の化学的因子と構造的 因子から決定づけられるといわれている。平滑な表面においては、接触角代はYoungの式によって以下のように表される。