城南:Web開催 大腿に生じたグロムス腫瘍の2例

摘要

症例1:67歳男.10年前から右大腿前面に結節を自覚.7年前から圧痛，数カ月前から自発痛あり.周囲に硬結を触れる3mm大の弾性軟の淡紫青色結節であった.症例2：80歳男.30年前から左大腿後面に結節を自覚.大きさ変化ないが自発痛と圧痛の頻度が増し当科初診.4mm大の弾性軟の紫紅色結節あり.いずれも病理組織所見では，真皮から脂肪織にかけて類円形の核と好酸性の細胞質を有する細胞の増殖があり,グロムス腫瘍と診断.