また一歩つよく踏み出した金属をはじめ、材料分野の活発な動き: このところの樹脂·金属·複合材料の発展が、製造業をより大胆に新しい方向へと導くことになるのか: このところの樹脂·金属·複合材料の発展が、製造業をより大胆に新しい方向へと導くことになるのか

摘要

銅や金に始まり、青銅、鉄、そして鋼と、人類は数千年も前から金属を有用な形に変えて使ってきた。これに比べてポリマーの歴史ははるかに浅く、100年あまりに過ぎない。とはいえ、あらゆる面で金属と肩を並べる重要な存在になっている。ほかにも、材料の進化で新たに登場したものがある。とりわけ炭素繊維強化プラスチック（CFRP）や金属マトリックス複合材料は、その高い強度と剛性に加えて比較的軽量であること、またさまざまな用途への成形性に優れることから、近年ますます人気を集めるようになっている。もちろん技術革新は、こうしたすべての材料で続く。用途に応じた特性をもつ高度な組成が多種多様に開発され、強度や耐久性、成形性を高めるとともに、軽量化や持続可能性の向上がはかられている。いまの材料開発がサイエンスそのものであることは疑いようがない。