工場火災を防ぐ汎用電線伝送を用いた過熱の監視

摘要

今回紹介する「過熱監視システム」は工場等，広域の火災になる前に機械や設備等の過熱監視をするシステムである。できるだけ多く過熱のセンシングを行い，さらにその配線を大幅に減らすことのできる汎用電線伝送（ユニバーサルライン）を用いることで，既存の消防法の範疇では発見しにくい過熱の状態を緻密に監視するものである。図1は火災になる前の過熱原因の一例で多くの要素があるが，これらの過熱の状態を的確に監視して，大きな損害をもたらしかねない過熱からの火災発生を未然に防ぐものである。