自動運転ミリ波レーダを高精度化，トーヨーカラーが筐体用ミリ波吸収材を量産へ

摘要

自動車の自動安全走行システム（ADAS）に搭載されるセンサのキーテクノロジーとして，77-81 GHzのミリ波電波を用いたミリ波車間レーダ（Long Range Radar），ミリ波近接レーダ（Short Range Radar）が搭載されている．ミリ波電波吸収体は，これらのレーダセンシングを正しく作動させるため，不要なミリ波電波の漏れや反射を吸収する部材とし用いられてきた．今回開発したミリ波電波吸収樹脂成型体は，PA，PC，PP樹脂の単層成型で，軽量かつ76-81GHzの広帯域·高性能の電波吸収性能をもち，ミリ波SRRレーダホーン，ミリ波ECU筐体内の素子間の干渉対策に用いられる．