ICTを活用した新たな安全教育

摘要

交通事故防止のための取組みの中で，「人」に着目した交通安全教育がある．交通安全教育のトレーニングは二つに大別され，車両の操縦スキル（ブレーキ操作やハンドル操作など）の向上を目指す操作スキルトレーニングと，道路上の危険を発見する力やその危険性を瞬時に判断する力の向上を目指す認知スキルトレーニングが一般的であるとされる．どちらのトレーニングも多くが自己の意識と行動の改善を図ることにつなげることを目的に置いている．