2023年版「IR活動の実態調査」非財務情報の開示は前年比7.3pt増

摘要

日本IR協議会はこのほど、「IR活動の実態調査」結果をまとめた。今回で30回目となる同調査は、全上場会社(4,023社)を対象に、2023年1月24日～3月7日の期間に実施。1,061社(回収率26.4)から回答を得た。今回の調査では、2021年に再改訂された「コーポレートガバナンス·コード」(以下「CGコード」)への対応に向けた進展度合いや、東京証券取引所の巿場区分見直しへの対応などに焦点を当てたもの。その調査結果を総括すると、非財務情報開示を中心とするIR活動が進展した、と同会ではみており、開示実施は前年比7.3ポイント(pt)増となった。以下に主な調査結果をまとめた(●印は2022年も実施した調査、■印は前回が2021年に当たる調査、◆印は今回新たに実施した調査。またポイント〈pt〉値はすべて前年比)。