日比谷フォートタワー

摘要

かって武家地と町人地との境界にあつた豪は，現 在は超高層ビルが建ち並ぶ千代田区と中小规模建 物が密集する港区の境界となり，大もく異なる景 観をつくっている.この街並みのスケールの違い を考慮し.それぞれの景観の特性を兼ね備えた外 観を考えた.平面形は雁行した濠のようにクランク させ.7種類の巽なる外装による群造形とした.場 所により多彩な見え方となり.シンボリックとは真 逆の建ち方としている.低層部の贯通通路「ガレリ ァ」は140mの超高層を支える基壇部として扱い， 石切場や城郭石垣のように土木的スケールで力強 い空間を志向した.異例なほど大きい7.2 × 1.8m のPC版の壁，?瓦タイルの床，溶融亜鉛めつきルー パーの天井は，外装と内装を区別せず室内まで連 続させた.まちがそのままW部まで貫通するガレリ アはの道路と罔じ位置にあり，道として機能 しながら施設の主動ifともなり，隣接ビルとの地 下接続伸された.歴史.景観.地域を繋 ぐ新たな結節点としてのパブリックスペースをつく り上げた.