長野県工業技術総合センター 材料技術部門

摘要

材料技術部門は材料化学部．金属材料部，設計支援部，製品科学部で構成されており．30名が在籍しています．前身の工業試験場の頃から粉末材料を用いたプロセス開発，材料開発に取り組んでおり，2013年（平成25年）にコールドスプレー（CS）装置が導入されました．また，2014年（平成26年）からは（国研）産業技術総合研究所の支援を受け，エアロゾルデポジション（AD）による技術開発に取り組んでいます．更に，今年度中には金属積層造形装置，粉末製造装置が導入される予定となっています．ほかにもCAEを活用した最適設計，感性評価の設計への適用，ヒトの動作解析による研究，嚥下活動測定装置の開発など，主に長野県内の中小企業への支援として取り組んでいます．長野県では1985年（昭和60年）に長野県溶射技術研究会を発足し，今年度で36年を迎えます．発足当時は企業の垣根を超えた研究活動が行われていましたが，現在は講演会，現地研修を中心に活動しています．