“日野の1.5トン”誕生小トラもダウンサイジング？: 日野デュトロ1.5t積標準ボデー超低床スチール荷台2DG-GDY231M-TLTGC

摘要

両車ともキャブ自体は共通のプラットフォームで、パッと見はそっくりだが、このようにデュトロ1.5t積車型は、2トン車とは異なる価値観で構築されたクルマであることがわかる。それはまた「2t積車型が存在するからこそ軽積載に特化でき、より乗りやすく、より手頃なトラックが、実現できる」ことも示している。ラストワンマイル配送に代表される集配車のあり方が、電動化と小型化へ向かっている今日、ディーゼル2トン車のあり方にもいずれ影響を与えることになる。デュトロ1.5t積車型は、2t積車型と来夏発売予定のGVW3.5t級EV「デュトロZ EV」の間を埋めるモデルでもあるが、2トン車にはない走りで、1.5トン車市場を“再発見”するポテンシャルを秘めたトラックである。