ABW導入による執き者のコミュ二ケーション行動変容

摘要

オフィスにおける知的活動の中でも，コミュニケーシヨンは重要な役割を占めており，執務空間にはシーンに合つた適切なコミュニケーションの場の提供が求められる。本研究では，研究施設を対象として，改修前後の執務者の滞在場所やコミュニケーシヨンの実態について定量的な分析を行い，執務空間や働き方の変化による執務者のコミュニケーシヨン行動変容について考察した。改修前は研究分野別の分散型ゾーニングとなっており，他部署の研究員同士の交流は限定的であった。ー方，改修後には，全 研究員を1つの空間に集めABW執務を行うことで， 異分野の研究員との交流が活性化したことを確認した。