GX脱炭素電源法案を閣議決定，5改正法案を束ね国会審議へ

摘要

政府は2月28日，GX脱炭素電源法案を閣議決定した。「GX実現に向けた基本方針」に基づき，安全確保を大前提とした原子力の活用と再生可能エネルギー最大限導入に向けた方策が柱。原子力発電の価値を明確化するとともに，東日本大震災以降の停止期間を最大60年の運転期間から除外する。再エネでは北海道～本州間の海底直流送電線を念頭に,着工段階で再エネ賦課金が受け取れるようにする。再エネ事業の規律強化も盛り込んだ。