2.沖縄県合同輸血療法委員会における輸血関連情報カードの利用推進活動について

摘要

【はじめに】「輸血療法の実施に関する指針」では,“37℃で反応する臨床的に意義のある不規則抗体が検出された場合は,患者にその旨を記載したカードを常時携帯 させることが望ましい”と記載されており,日本輸血?細胞治療学会では「輸血関連情報カード」（以下「カード」とする）アプリを公開している.沖縄県合同輸血療法委員会では，不規則抗体情報や移植歴，輸血検査に影響を及ぼす薬剤情報等を掲載したカードを活用することで,医療機関および患者の両者が安全な輸血療法を適切なタイミングで実施できるようになると考え,ワーキンググループ（以下「WG」とする）を発足し活動したので報告する.