loT技術を用いた設備モニタリングの取り組み

摘要

近年，モノをインターネットなどのネットワークで繋ぐloT(Internet of Things)技術やそれを活用した「見える化」などの取り組みが広く普及してきており，中小企業の多くで製造現場における様々な情報の「見える化」をしたいというニーズが高まつてきている。そこで，簡単に情報の「見える化」を図るためのセンシングシステムを調査し，実際に機器を構成してセンシングを行った。本報告ではシングルボードコンピュータ(RaspberryPi)を用いて機械設備の稼働状態のモニタリングに関する取り組み事例を紹介する。また，近年，省電力かつ無線長距離通信が行えると注目されているLPWAについて調査し，特にLoRa通信について，実際に長距離センシングを行つたので報告する。