さまざまな立場の薬剤師によるテクニシャン認定制度の価値の見極め

摘要

あらゆる診療状況において，薬剤師が患者中心のケアを有効に行うために，薬剤師をサポートできるようによくトレーニングされた資格者の存在の必要性が非常に高まってきている。現在，「tech-check-tech」や「テクニシャン」の存在が薬剤師の調剤業務を担うことにより，薬剤師がより直接的な患者ケアに従事することができるような支援体制になっている。薬剤師は，雇用者の組織の方針のもとでテクニシャンを雇い監督する責任がある。また，テクニシャンの認定の正しい評価やテクニシャンが実際に組織でどのような活躍をするのか考える責務もある。本論文の目的は，診療背景や経験レベルがさまざまに異なる薬剤師から，テクニシャンの認定制度についての詳細情報を集め，今後のあり方を検討することである。