スケールァップ検証が可能なバイオフアウントリ拠点、本格稼働

摘要

再生可能な生物資源等を利活用するバイ才テクノロジー産業は、2030年には世界で200兆円規模に拡大すると推測されている。中でも成長が見込まれているのが、生物や動植物の細胞で物質を生産する"バイオものづくり"だ。このほど、そのバィ才ものづくリにおける関東圏の拠点、「バイオフアウンドリ研究所」が完成した。新エネルギー·産業技術総合開発機構(NEDO)とGreen Earth Institute(GEI)が千葉県茂原市の三井化学茂原分工場内に建設したもので、微生物による生産能力を人為的に高め、最大3000L の培養槽でスケールアップして検証できる。同研究所では、バイオ生産実証を行う企業· 大学·研究機関を募集中で、前処理から精製までの製品実用化までの橋渡しを行う計画だ。6月1日に行われた施設見学会および落成式の様子をレポ一卜する。