上室頻拍

摘要

小児の不整脈においては，体格によって正常心 拍数と頻拍時の心拍数が異なり.新生児?乳幼児では，250/分を超える場合もあるが，幼児期以後 では160-200/分程度である.年齢によって疾患頻度も異なる.新生児期発症 のWPW症候群の副伝導路は幼児期以降に消失す ることがあるが，房室結節リエントリー頻拍は乳 幼児期では少なく ，小学校高学年以降で増える. その結果，房室回帰頻拍は1歳以下で90, 2-10 歳で60-65.10歲以上で70を占め.房室結節 リエントリー頻拍は.1歳以下で10以下.2-10 歳で20-30,10歳以上で20程度である.