当工業会の事業報告並びに事業計画にっいて

摘要

令和3年度の我が国経済は、引続く新型コロナウィルス感染症の影響やウクラィナ情勢等にょる不透明感がみられたものの製造業全体では回復基調にある。しかしながら航空機産業に目を転じれば、とりわけ民間航空機事業では深刻な低迷が続いており、回復までにはまだ時間を要することが見込まれている。その状況を生産額で見ると、我が国航空機生産額(暦年)は、ピークだった令和元年の1兆8,569億円(民間1兆3,177、防衛5,392)から、令和3年は1兆1,598億円(民間6,476、防衛5,122)と昨年の1兆4,698億円から更に落込み、宇宙機器3千億円強を合わせても2年連続で2兆円に届かない状況となっている。このょうな厳しい環境の中ではあるが、令和3年度には、航空?宇宙ともに各種のプロジェクトが進展した。