「自動車部品の熱処理の現状·課題·今後」の発行に寄せて

摘要

自動車の今後はEV化の方向にあるのは明らかです。一方で，エンジン革もハイブリッドとして，まだしばらくは続くと見られています。いずれにしても，自動車の軽量化は避けて通れないのも現状です。軽量化となると，アルミニウム，マグネシウム，CFRPなどの非鉄材料が出て来ますが，現時点では，一般的には，自動車での重量比率は鋼材がトップであり，約50％を占めています。その中でも，特殊鋼は約15％程度を占めており，かつ，重要保安部品にも多く用いられるとともに，各種加工や熱処理を施されて，完成品となっています。このように，自動車部品にとって，熱処理は切り離せないものです。