食品添加物表示制度に関する最近の動きと今接について

摘要

食品添加物の表示制度は，「食品表示一元化検討会報告書」（平成24年8月9日公表）において，食品表示の一元化の機会に検討すべき項目とは別に検討すべき事項として位置付けられ，かつ，消費者基本計画（平成27年3月24日閣議決定）において個別課題として実態を踏まえた検討を行う事項と整理された。これを踏まえ，消費者庁では，平成31年4月に消費者，事業者，学識経験者等から構成される「食品添加物表示制度に関する検討会」（以下「検討会」という。）を開催し，令和2年2月まで全9回にわたって検討を行った。検討会の検討結果を取りまとめた報告書および報告書を踏まえた対応状況ならびに食品添加物の表示以外の表示制度についての最近の動きを紹介する。