新みやまき電区分所電力融通装置の導入

摘要

交流電化区間においては、隣接する変電所との間にき電区分所を設置してき電区間を区分している。そのため、回生電力が発生した時に、同一き電区間に在線するカ行列車には供給できるが、回生電力がカ行電力を上回ったとしても隣接き電区間内に在線するカ行列車には供給できず、回生電力の一部を有効利用できていない。そこで、き電区分所に電力融通装置を設置すれば、回生電力を隣接するき電区間のカ行列車に供給できるようになり、有効利用の機会を拡大し電気料金の削減や環境保護に繋げることができる。本稿では、当社における電力融通装置導入事例について紹介する。