MgO-Cれんがの添加物による酸化防止効果

摘要

MgO－Cれんがはカーボン酸化が損耗の一因であるため，カーボン酸化を抑制するために添加材が利用される。過去の報告ではMgO－Cれんがを加熱した際の排気ガスを分析することで添加材の酸化防止効果を評価しており，B4Cは1300℃以上で特に高い酸化防止効果を発揮している。酸化防止効果の発現にはれんが組織内での拡散が重要であると考えられるため，今回はB4Cの酸化防止効果の理解を深めるために拡散挙動の調査を行った。