プラントエンジニアリングメモ 第153回 プレート熱交換器の設計

摘要

プレート熱交換器（以下PHEと略す）はフレーム＆プレートHEともいわれて伝熱係数が1000から3000kcal/m~2·h·Kと高くその分コンパクトである。構造は厚さ0.7～1.5mmの複数のステンレス板（またはチタン，ニッケル，銅など）をプレス加工で面上に突起と周辺にリブをもつ伝熱用プレートにして，その複数枚をフレーム（スタンド）とエンドプレートとの間でボルト締めしており取替などの保守が容易である。このように伝熱と使い勝手がよくシェル＆チューブ熱交換器（以下STHEと略す）に代わって利用が増えつつあるPHEについて紹介することとする。なおメーカ毎のノウハウが多くメーカの選定した型番に応じて細かい寸法が決まる熱交換器なのでメーカにおける最終的な確認が必要である。