編集後記

摘要

「テクノエイド」。高齢者介護分野の媒体を担当していた時分に、よく見聞きした言葉。車椅子の電動アシストや、点字ブロックに埋め込まれたICタグ等から位置や目印地点までの方角·距離等の情報を得ることのできる白杖など、利用者が困っている事柄を手助けしてくれる機器·技術のこと。こうしたスグレモノは今や分野を問わず世の中に溢れる。さらにAIも加わり、日常生活の快適性は確実に高まってきたと思う。しかし、いくら優れた技術でも、利用者の意識次第では、諸刃の剣にもなりかねない。対話型AIの危険性が懸念されているが、技術は、使いこなしてこそ、それも人も生かすものだと考える。