Ti合金の温·冷間プレス成形法の開発

摘要

チタン（Ti）合金は、軽量、耐食性、高比強度という特性から航空宇宙·医療機器分野で近年活発に活用が進められている。特に航空機産業では、α＋β型合金であるTi-6Al-4V合金が使用量の過半を占める。これは、加工熱処理により機械的性質を広範囲で制御でき、強度、靱性のバランス、溶接性に優れるという多くの長所をもつためである。Ti-6Al-4V合金は冷間加工性に限界があり、熱間加工と切削加工の組合せで仕上げることが一般的であった。