地域に適した飼料作物による 自給飼料生産拡大を目指す

摘要

2021年は配合飼料の輸入原料の高騰によ り、生乳生産費が大幅に上昇となった。乳牛は長年の改良により高品質,高泌乳と なっている。高泌乳の乳牛は飼料の摂取量も 増え、配合飼料、粗飼料共に需要が高まり続 けている。北海道は飼料作物を生産できる広大な面積 があり、配合飼料に頼らない生乳生産ができ るイメージが従来はあった。しかし、今では そのイメージが「理想」に変わりつつある。これを機に北海道での自給飼料増産につい て以下に提案したい近年、皆さまの努力により増頭や規模拡大 を実施してきたが、自給飼料の生産.増産は追いついていない。