令和3年度予算における畑地農業推進に関する施策について

摘要

平成から令和へと時代が変わり、国内ではか つてない少子高齢化'人口減少の波が押し寄せ、 特に地方では都市部よりもその影響が顕著に表れてきています。一方、ロボット、AI、 IoTと いった技術革新、TPP11等の経済協定等の発 効に伴うグローバル化の一層の進展など我が国 農業を取り巻く社会情勢は大きく変化してきて います。また、新型コロナウィルス感染症など 新たな脅威による経済活動への懸念は、我が国の食料や農業の現場にも深刻な影響を及ぼすも のと考えられます。このような中、農林水産省は令和2年3月に 食料、農業、農村基本計画（以下、「新たな基 本計画」という。）を策定し、農業者が減少す る中であっても、国内需要にも輸出にも対応で きる国内農業の生産基盤強化や、農業、農村に おける多面的機能の発揮など、食料、農業-農 村が持続的に発展するため各種施策を強力に推 進することとしています。