環境保全に向けた 露地栽培カンキツ園での 病害虫管理

摘要

二〇ニー年に農林水産省が策定し た「みどりの食糧戦略システム(み どり戦略)」(資料a) では三〇年後 (二〇五一年)の病害虫防除に関わ る数値目標として「化学合成農薬の 使用量の五〇％低減(リスク換算)」 「有機農業を一〇〇万ha'(耕地面積 のーー五％)に拡大」などが挙げられ ています。二〇三〇年では暫定目標 として「化学合成農薬の使用量のー b:〇％低減」「病害虫が発生しにくい 生産条件の整備」が掲げられていま す。カンキツ病害虫防除でも温暖化 阻止、気候変動対応、生物多様性保 全、持続性維持などの重要性を認識 して、化学合成農薬削減を進める必 要があります。