学年間を横断した中学校理科における高レベル放射性廃棄物を取り扱う授業

摘要

要約：2017年の新学習指導要領の告示により,中学校第2学年理科電流単元にぉいて放射線?放射性物質?放射能に関する基礎知識と利用に関する学習が可能となった.そのため，中学2年で放射線教育，中学3年第7単元で前年の放射線教育に基づいた高レベル放射性廃棄物の地層処分を取り扱う授業，と学年をまたいだ授業実践が可能となった.中学2年と同じ生徒を対象として，中学3年で行った高レベル放射性廃棄物の地層処分を取り极ぅ授業を2021年度に実践した.生徒が書いた感想文に検討を加えたところ，高レベル放射',棄物の地層処分についての問題やその安全性に関する感想文を中心に書いている生徒と，高レベル放射性廃棄物の地層処分と原子力発電とを関連させた感想文を書いている生徒がいた.カロえて，その数は多くはないが高レベル放射性廃棄物の地層処分地の選定の意思決定の難しさに言及したり，再生エネルギーや原子力発電以外のエネルギー源等に言及した感想文もあった.