TPMが教えてくれる“考え方の革新”

摘要

本年度の連載も本稿をもって最終号となる。本年度連載の主題を“偏差値40からのTPM”としたのは、本来誰でもできるハズのものであるTPMが、いつの頃からかやけにむずかしく語られるようになってきたことが背景にあった。頭でわかったつもりになるのではなく“身体で学び”、“体験から理解する”ことがTPMの大きな特徴だと思っている。現場に入ったこともない、手を汚したこともない、金やコストばかりを気にするような人にわかったようなしたり顔でTPMを語ってほしくない。そんな想いからの執筆であった。そこで、これまで語ってきたことの総括の意味を含め、TPM活動上のポイントについて、まとめてみることにした。何らかの指針になれば幸いである。