潤芯計（ベアリングオイルレベル簡易測定器）について

摘要

当社の主要顧客である石油精製·石油化学プラントで使用している遠心ポンプの軸受箱は、一般的にコンスタントレベルオイラー（以下、オイラーセ称す）によって、オイルレベルが一定に保てるように設計されている。このオイルレベルの設計値は、メーカーにより異なるが、ベアリングの最下段中心か、または少し下に合わせることが多い。オイルレベルは、オイラー座からノズルの突出し高さで調整され、この調整はメーカー製作時に実施されている。しかし実際の運転状態では、設計通りにオイルレベルが保たれているとは限らず、経年劣化による据付水平度の変動、リードパイプの傾き、整備組立時にケーシングフランジボルト穴の遊び分による傾き等が発生した場合、オイルレベルが変化する。しかし、オイルレベルを適切に保つことの重要性は認識されているが、オイラーに頼りすぎていたため、そのレベルまで疑うことがなかった。