固体高分子形燃料電池の究極の酸素還元触媒を目4旨して-横浜国立大学先端科学高等研究院 先進化学エネルギー研究センター グリーン水素研究ラボ燃料電池電極触媒研究グルーブ一

摘要

横浜国立大学「先端科学高等研究院」は、2014年10月に国立大学改革強化推進補助事業（文部科学省）の支援を受けて、科学技術の進歩と社会の要請に応じた「実践的学術の国際拠点」としての機能を一層発展させるために発足した。一方、もともと横浜国立大学は、1949年の大学設置当時に電気化学科が創設され、その伝統は今でも脈々と受け継がれているが、研究者は学内に分散していた。その分散しているポテンシャルを一元化し、新たな化学エネルギーに関する学術の研究と新技術の社会実装を加速する研究拠点を目指して、2021年10月に、先端科学高等研究院の中に「先進化学エネルギー研究センター」が設立された。これにより、電気化学を用いて、現代社会の大きな課題である、再生可能ェネルギーの効率的利用やカーボンニュー トラル社会の実現に、ますます貢献できるようになった。