室内環境品質(IEQ)の改善寒冷地における空中病原菌の伝播を低減

摘要

寒い気候地帯の冬の室内環境では,学校や高層オフィスビルが必要とする換気回数が多いため,しばしば低い相対湿度(RH)で安定することがある。低い相対湿度は室内環境品質(IEQ)に大きな影響を与える。最近の研究では,室内の相対湿度が低く,換気回数が減少すると,学生と労働者の生産性が低下し,短期間の病気休暇が増えると結論付けられている。この報告で検討された可変風量方式(VAV)の設計では,冷たく乾燥した気候条件において,すべての外気の断熱加湿(加湿)方式を使用している。