現場部分めっき補修（リペアトッププロセス）の施工事例

摘要

部分めっきとは、補修個所以外をマスキング材（テープ、塗料）でマスキングし、必要な個所のみ電気めっきする方法である。主に再生部品の補修や半導体のリードフレームの部分めっきに施されるのが一般的である。再生部品の場合は、部品を機械設備本体から分解し、取り外し、めっき専業工場へ持ち込み、工場での修理作業になる。リードフレームも、専業の工場でめっき加工が行われている。両者とも専業工場での作業となるわけだが、当社の部分めっき法「リペアトッププロセス」は補修部品を分解することなく、「現場」での「めっき補修」が可能である。本稿では、そのプロセスやメリット、施工事例を紹介したい。