時代の変化にマッチした安全規制体制を望む

摘要

「（中国人の商人的性格に対して） 日本人全体が職人的性格であるか ら役人も職人的発想をする。もの づくりが大切と思っているから役 人はいつも生産者の味方をして消 費者の側に立って物を考えること をしない」と邸永漢氏は『中国人と 日本人』の中で言っている。 明治時代、電気事業が生まれる とその取締法は事業者に事業の健 全な運営を促しつつ、その保安条 項は事業の運営に欠陥が無いよう 義務付けたが、国民の立場で国民 の安全を直接保証するものとは、 現在に到るも言い難いようだ。